http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130223/k10015731261000.html

アメリカのIT企業マイクロソフトは22日、社内のコンピューターシステムが最近サイバー攻撃を受けたと発表し
一部で中国の関与が指摘されているほかの企業に対する攻撃と手口が似ているということですが、今のところ
利用者の個人情報の流出などの被害はないということです。

マイクロソフトは22日、社内の一部のパソコンがサイバー攻撃を受け、マルウエアと呼ばれる被害をもたらす
よう設計された有害なソフトに侵入されたことを明らかにしました。

今のところ、利用者の個人情報が流出するなどの被害は出ていないということです。

また、マイクロソフトは、今回の有害ソフトを使ったサイバー攻撃が、IT企業のアップルやフェイスブックが最近
攻撃されたときの手口に似ているとしており、侵入された経緯について調査を続けているとしています。

マイクロソフトは、今回のサイバー攻撃の時期や攻撃がどこから行われたのかについて一切言及していません
が、アメリカの大手メディアやIT企業へのサイバー攻撃を巡っては、アメリカのコンピューター・セキュリティ会
社が今週、「中国の軍が攻撃に関与している疑いが強い」とする報告書を公表しています。

このためオバマ政権は特に中国を発信源とした攻撃への警戒を強めており、安全保障上の問題として対策の
強化に乗り出しています。