http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1209/18/news030.html

 米MicrosoftのInternet Explorer(IE)に、また新たな未解決の脆弱性が報告された。IE 7と8を標的とした攻撃が既に発生している
もようだ。米SANS Internet Storm Centerやセキュリティ企業各社が9月17日に一斉に伝えた。

 IEの脆弱性を悪用するコードは、先に発覚したJavaの脆弱性(Oracleが8月30日に対処済み)について調べていた研究者が14日に
発見し、最新のパッチを当てたWindows XP SP3上で悪用できることを確認した。

 この脆弱性はIE 7/8/9に存在し、細工を施したWebサイトをユーザーが見ただけで被害に遭う可能性があるという。Microsoftは
まだ、この脆弱性を解決するための更新プログラムをリリースしていない。

 脆弱性検証ツール「Metasploit」の開発チームは17日、この脆弱性を突くモジュールをMetasploitに追加したと発表した。
同モジュールはIE 7/8/9とWindows XP/Vista/7の組み合わせに対して通用するという。

 SANSやMetasploitチームではIEのユーザーに対し、Microsoftがこの問題に対処するまでの間、ChromeやFirefoxなど別のWeb
ブラウザに切り替えることを勧めている。