http://www.computerworld.jp/topics/581/202023/

 “新iPad”のリリースから1週間を経た時点で、すでにインターネットに接続しているiPadのうち約15台に1台が新iPadになったことがわかったと、
モバイル広告ネットワークChitikaが3月23日に発表した。

 Chitikaは定期的に自社の広告用ネットワーク上でデータ・マイニングを行い、デバイスやブラウザの使用パターンを分析している。同社いわく、
過去24時間の間にChitikaのシステムを経由した全iPadのトラフィックのうち、6.6%が新iPadのものだったという。

 3月16日のデビュー以来、新しいiPadがAppleタブレット全体の数に占める割合はゆっくりと増加している。新iPadの1時間あたりシェアは、
3月17日の早い時間では最高5%だったところ、3月20日に9.9%まで上昇したという。

 Chitikaの測定値――今回の場合は新iPadと先行する2モデルを比較した値――はデバイスのインストール・ベースとただちに一致するわけでは
ないが、Appleが公表している数字を参照するに、同社が割り出したシェアはおおよそ想定の範囲内に収まっている。

 Appleは先週初め、発売後最初の週末に新しいiPadが300万台売れたと述べていた。これは、2011年12月31日までに同社が販売したiPad5,530万台
の5.4%に相当する。

 23日には、オーストリア、チェコ共和国、フィンランド、イタリア、メキシコ、オランダ、ポーランド、スペインなどを含む25か国でも新iPadが発売され、
同デバイスが流通している国の数は全部で35まで増えた。

 米国や英国、フランス、ドイツといった16日に新デバイスがリリースされた国における出荷の遅れは、現在1〜2週間だという。発売直前は2週間から
3週間ほど納期が延びるとのことだったので、それよりは出荷のタイミングが約1週間早まったことになる。