日本音楽著作権協会(JASRAC)など音楽の著作権を扱う6団体2社が、
インターネット上の違法音楽ファイルに対して新たな対策に乗り出した。
権利者団体が設立した「著作権情報集中処理機構(CDC)」が開発した
違法ファイルを検知するプログラムを、プロバイダー側に導入するよう働きかける。

これまで違法ファイルは、権利者団体が見つけ、プロバイダーに削除要請をしてきたが、
削除までの間に、ネット上に拡散してしまうのが実情だった。

今回、CDCが技術開発したプログラムは、プロバイダーのサーバー上で起動し、
違法ファイルを自動的に検知する仕組み。6団体2社は、プロバイダーに
このプログラムを1カ月につき5万円の使用料で提供し、違法ファイルをアップロード
(配信)した人に対して、警告やネットへの接続を拒否する対応を自主的に取って
もらうことを目指すという。

◎一般社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC http://www.jasrac.or.jp/

http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201206200382.html