>>339

・政治的な理由で病気と認定して隔離・収容してきたことがわかる実例として、明治期の
精神医療システムの導入期とそれ以降の法改正時には内務省や警察の意向が反映されており、
旧藩主と新藩主の家督相続争いに精神病が利用されていたり(相馬事件)、皇后宮職女官長であった
島津治子が不敬罪に問われて精神病院へ連行される事件も起きている(島津大逆事件)。
欧州の精神病院の創成期には、アイルランドでも、離婚調停を有利に進めるために配偶者を
精神病認定してもらうといったことが起こっていた。
こういった政治利用の例は古今東西、枚挙に暇がなく、近年もしばしば見られる。