俺の投げたブーメランが帰ってこない
ブーン手投げたらブーンって帰ってくるはずなのに
ブーン手投げたらぶん、ぽとって感じ。
教えてブーメラン伯爵!! 顧客が説明した要件:
『木に吊るした遊具が欲しい』とベンダーに説明。
この時点で『顧客が本当に必要だったもの』と齟齬が発生している。また非常に使い
づらそう。
プロジェクトリーダーの理解:
『木に吊るした遊具』と理解はしているが、実際には使えない(木にぶつかって遊べ
ない)ものを設計している。
アナリストのデザイン:
プロジェクトリーダーの持ってきたものだと使えない(ブランコが揺れないから)ので、
なんとかしようとしたが、動く場所に移動させるのではなく、支えるもの(使用する側)
を変更しようとする。
『運用でカバーしてください』『業務内容を変更しましょう』などと言われる。
プログラマのコード:
『木に吊るした遊具』という最低限の仕様を守ったものができている。『確かに仕様
通りだが使えない』。アナリストのデザインは無視される。やる気、予算、時間が
なかったのだろう。
営業の表現、約束:
顧客の近くで話しを聞いているので顧客の要件には近い。ただし技術力が皆無なの
で無茶なことを言い出す。 プロジェクトの書類:
予算と時間がない場合最初に削られるのはドキュメンテーション。書かれるのは影
(設置場所か?)くらいのもの。あるいは>>638の言うとおり、『後でやるつもり』という
ことかもしれない。でも>>640が正解なのかなぁ。
実装された運用:
当初の目標から大幅に後退しているが、『木に吊るされた遊具』であることに変わり
はない。
顧客とベンダーが最大限に譲歩しあった成果物。実はあと少しで『顧客が本当に必
要だったもの』になりそうだという皮肉も混じっているのかもしれない。
顧客への請求金額:
システム開発時の見積の基本思想は『倍にして更に上乗せ』である。
得られたサポート:
『使わなければ壊れない(バグは出ない)』
また、無理な運用がたたってシステムが使われなくなってゆくことが非常に多い。
いわゆる『動かないコンピュータ』の発生。
顧客が本当に必要だったもの:
ああ、これができれば楽しかっただろうね。。。