黒澤が図を描いた気がする。
黒澤は工業を定年退職してから明徳館で勤務している。そして澤木は明徳館から工業に
赴任。つまり明徳館で二人は同僚だった。(というか師弟関係復活)。
工業の創立120周年とラグビー部創立100周年を迎えるに際し、ラグビー部の強化
について、二人が大いに話し合ったのは容易に想像できる。
過去黒澤からバトンを渡された監督は、誰一人結果を残せていない。澤木にしても工業
の監督を引き受けるとなると相当なプレッシャーなので、躊躇したと思う。
そこで黒澤は「吉田義人を強化部長に据えて、お前をサポートする」と告げたのではな
いだろうか。そもそも吉田の強化部長就任のきっかけは黒澤が作ったわけだし、澤木に
しても心強い事この上ない。以前このスレで吉田の存在で澤木がやりにくいという意見
があったが、それは逆だと思う。
更に黒澤は一時男鹿工業の教頭を努めていたので、男鹿地区のジュニアのラグビー事情
にも精通していた。
今年東日本で男鹿連合が優勝したが、ある程度見越していたのではないだろうか。吉田
にも、男鹿に教え甲斐がある選手が沢山いると伝えていただろう。吉田自身が男鹿東中
の出身だし、興味を覚えるのは当然だ。
工業の創立120周年とラグビー部創立100周年,澤木の新監督就任、吉田の強化部長
就任、そして男鹿連合の東日本大会優勝を考え合わせると、黒澤が図を描いたと思えて
くる。
いずれにしても、やっと光明が見えてきたのはうれしい限りだ。