大東文化大学が端緒を開いた非伝統校、新興校による広報・宣伝の一環として留学生を利用するチーム強化は実利としては否定できない。
しかし世界史における非ローマ人に依存した古代ローマの末路は言うに及ばずとも、日本における外国人力士に依存した国技大相撲の現状に危機を覚えぬ老若男女は少ないであろう。
たかだかラグビーと矮小化するでなく、熟考すべき行動すべき時期にあるのは瞭然としている。座したまま問題本質から目を逸らすことは、学生ラグビーが誇りとともに堅持してきた固有の文化、伝統、美徳、規範の破壊に手を貸す共犯者的態度にほかならない。肝に銘じよ。