>>791
世間の批判を恐れず書き込みますが、本来ラグビーは文武両道のエリートのスポーツであり、
日本に於いても慶應対京都一商、三高、同志社のエリート同士の定期戦からスタートし、
その後、慶應OBの指導のもと京都一商、同志社中学でのラグビー経験者を中心に、
早稲田大学にラグビー部を作った辺りから大学の定期戦を母体として発展してきたのです。
また、学制改革により旧制中学が新制高校に変わってからも、
ラグビーを校技とする名門進学校が優れた選手を排出し、
東大、京大、慶應を始めとする難関大学のラグビーを支えてきたのです。
しかし、文武両道のアマチュアリズムが長く守られてきたラグビー界も、
プロが認められたことにより他のプロのあるスポーツ同様に、
高校に於いても、まるでプロを目指すコースかの様な新興私学勢力が台頭し、
現実問題として進学校の部活動ではとても対抗できないトレーニング設備や、
トレーニング方法が取り入れられ、各難関大学もそのプロ予備軍選手を、
如何にして入学させるかの苛烈なスカウト合戦を繰り広げていますが、
貴殿も仰る通り、私も慶應が他の難関大学同様のスカウト合戦に参入してまで、
勝利を追求することには反対です。
また外国人選手を擁する新興勢力に対抗するには、
更に多くのプロ予備軍選手の獲得が必要となりますから、
慶應の矜持を守りながらの優勝は不可能だと言っても決して過言ではありません。
寧ろ日本ラグビーのルーツ校が目指すべきは、文武両道の徹底ではないでしょうか。
確か立教がスポーツ推薦入学制度を廃止しているとのことですが、
慶應が止めれば更に追随する大学が出てくるでしょうから、
先ずは東大、京大、立教、慶應で伝統校リーグを作って欲しいものだと思います。