>>67
左プロップはルーズヘッドプロップ、右プロップはタイトヘットプロップといって、左プロップは相手の3番とのみ組み、右プロップは相手の1番と2番の間に首を入れて組む(=首が挟まれた状態で組む)という違いがある。
この違いにより、左プロップは、相手3番を味方2番と共に押し込んで攻撃する役割があり、逆に3番はしっかりと姿勢を作って後ろにいる味方5番と共に相手1、2番の攻撃に耐える役割がある。
2人の押し込みに耐えなければならないので、3番は1番より大柄な選手が多い。

4番と5番は、スクラムのエンジンとして押し込むという点では同じだが、先に説明した通り、3番サイドの方が敵の圧力を受けることが多いため、右側の5番の方が体重の重い選手が務める場合が多い。
スクラムでのフッキング(ハーフがボールインした後2番がボールを後方に足で掻く行為)は、4番の身体の下を通るため、4番は、スクラムを押しながら足でボールを止める役割がある(ボールを直接8番が受け止めることもある)。