ライオンズ
ここ数年ずっと好調だが過去3年連続決勝で涙を飲む。今年こそ優勝…と言いたいところだが少し厳しそう。モスタート、ヤコ・クリエル、ファンレンズバーグと今季もまたキープレーヤーたちが流出。
ただ、その分有望な若手も伸びてきてもいて絶望するほどのこともないようにも思う。
監督は引き続きスウィス・デブルーイン。若手がいい意味で失敗を恐れず思い切ってプレーしたら今年も躍進の可能性あり。
選手たちに目を向けるとまずホワイトリーにはどうしても注目せざるを得ない。キープレーヤーたちが抜けてホワイトリーの統率力はますます重要性を増したと思う。
ボクスでもリーダーシップを取る選手の一人で、絶対に負傷してほしくない選手だが、ホワイトリー抜きではライオンズはなかなかチームを組み立てづらいのではないかと思う。
経験を重ねてきたマークス、去年一昨年と大活躍だったクワッガ・スミスもホワイトリーを支えるリーダーシップグループの選手だろう。
モスタートは抜けたがシャークスからルイスが加入。エラスムスとともに今年のライオンズのロックはこの二人がファーストチョイスだと思う。
若手ではヤコ・クリエル二世という感じのジェームズ・フェンター。182cm96kgと小柄ながらヤコばりの突破力やターンオーバー。
あとはストーマーズから加入のカール・サディ。180cm130kgの重量PRでスクラムが強い。
バックスはまずヤンチース、コンブリンク、フォルスター、マプーが中心になるだろう。
去年大活躍のディアンティ、タンブウェもそのままいるから攻撃オプションは多い。
若手では個人的に注目しているのはタイロン・グリーン。SH以外全ポジションこなすユーティリティ選手。177cm85kgと小柄だが才能はピカイチ。個人的には「南アのマッケンジー」だと思っている。ロングキックができるのでフルバックで使ってほしい。
それからワンディール・シメラネ。177cm90kgとこちらも小柄だけど突破力のあるウイング、センター。タックルも強い。
弱点は選手層の薄さ。キープレーヤーが欠けたらガタッと崩れるようなところがある。