元応援団自殺 明治大が暴力認め、部の解散
2007/12/24 21:45


 明治大学(本部・東京都千代田区)の応援団リーダー部に所属していた理工学部3年の男子学生(21)が7月に自殺した問題で、大学側は24日、男子学生が元幹部らから暴行を受けていたことを公式に認め、部の解散を含めた処分の検討に入ったことを明らかにした。
 大学は男子学生が自殺した7月以降、調査委員会を設置して原因を調査。現役部員らと面談するなどした結果、いったんは「いじめはなかった」と結論を出した。
しかし、その後に部室から男子学生が下半身を裸にされ、バケツに入れた熱湯と冷水に局部を交互につけさせられる元幹部が撮影した暴行ビデオが見つかった。
 大学側は「ビデオを入手していない」としているが存在を把握。「社会通念上許されない行為や暴力を伴う指導があった」と認め、「(部の)体質に問題があると考えており、解散を含めて厳正に対処する」などとのコメントを発表した。12月24日19時43分配信 産経新聞