なぜだろう、大学選手権が終わって胸の奥に空いた大きな穴が埋まらない。
もう二度と叶わないのに古川主将率いる23人の戦士たちが、またグランドで戦う姿を夢見てる

負けたら東海大学か、やばいな。と思って出かけた早明戦。勝負を決めた最後のペナルティをもらった瞬間、選手全員が右手を高く掲げてゴールポストを指差したのはニヤけた。

昨年のリベンジを果たしてくれるだろうと期待してみた京産戦。予想に反して苦戦するなか突き抜けた三連続トライ、いつのまにかテレビの前で立ち上がって絶叫していた。

今度こそダメかなと思った大東戦。梶村の奪って蹴ってチャージしてトライのワンマンショーには驚愕した。明治に梶村は3人いるのかと目を疑った。

そして19年ぶりの決勝戦。
大差をつけられるかもという不安はすぐに吹き飛んだ。後半逆転され自陣ゴール前に釘付けされる選手たちに、頑張れ、こっちに来いとバックスタンド応援席から声の限り叫んでいた。

試合後にバックスタンドに来て挨拶する選手たち。古川主将の早明戦後のこぼれるような笑顔、帝京戦後の号泣、そして背番号まで見える深々としたお辞儀。

俺はずっと忘れないぞー、グレートカブキのようにかっこ良かった古川主将とその仲間たち。
そして19年ぶりにワクワクしたこの1ヶ月を!

同じゼッケン 誰かがつけて
また次のシーズンをかけていく
人々がみんな あなたを忘れても ここにいるわ
.........松任谷由実『ノーサイド』