1つは、やはりナミビアは強いという事。
お互い無敗であることは同じでも、ナミビアとケニアには1勝に当たる勝点4の差がある。
これではケニアは勝つだけではなく、点差やトライ数を考えなければいけない。

ケニア優勝の条件は相手より3トライ以上多く獲っての勝利か、トライボーナスポイント無しでの勝利かつ相手のボーナスポイントを完全に封じる事。
これはなかなか厳しい条件だ。

ナミビアは最も苦しめられたジンバブエ戦でも、失トライ2、得トライ5と内容的には完勝しているのだ。
苦しみながらも勝点を奪って勝つ。やはりナミビアはアフリカでは頭一つ抜けた存在だ。


そしてもう1つは、スーパーラグビーの影響力は大きいという事。
前のワールドカップまでトライボーナスポイントは4トライ獲得が条件だったのに、今はヨーロッパに続いてアフリカでもこのシステムになった。
来年のアジアも、そして2年後のワールドカップもこの方式になるのではないだろうか。
実際、4トライという絶対評価より、相手より3多いという相対評価の方が強さを反映するから合理的なのだが、スーパーラグビーのルールが世界のラグビーのルールになるという現象の一つの例だと思う。