「サンデー毎日」1967年7月16日号の記事「これでも学歴は無用か 求人指定校という名の大学格付」です。同記事には、旭化成、鹿島建設、高島屋、トヨタ、日立製作所、三菱銀行など大手企業15社・113校の指定校リストが収載されています。
リストの一部を紹介すると
東大・京大は全15企業が指定。
次に多いのが一橋・早稲田・慶応の14社
神戸13社
九州12社
東北・横浜国立11社
北海道・東京外国語・中央10社
名古屋・上智9社、青山学院・同志社8社
金沢・岡山・広島・熊本・東京都立・横浜市立・学習院・明治・関西学院7社など。
リストアップされた113大学のうち宇都宮・専修など28大学は1社のみの指定でした。
旧制高校を前身とする地方国立大(金沢、岡山、熊本)が7社と健闘し、記事でも「地方国立大学でじっくり勉強し、有名企業をねらうほうが、ずっと得策」と書かれています。
意外なのは、メーカー9社のうち6社は事務系のみの記載ですが、それでもトヨタは早稲田・慶応を指定から外しています。
東京理科大は日立製作所のみ、関西大は三菱銀行などが指定を外していて3社どまり。