>>245
平尾誠二の様に、自主的に明確な目標を設定し、
その目標達成の為に弛まぬ努力が出来る人間なんて滅多にいない。
特進コースのない高校の普通の生徒が、進学塾にも行かず、誰の指導も受けずに、
教科書と参考書を頼りに独学で猛勉強し、東大、京大に合格するのは、
不可能と言っても決して過言ではない程難しいことだが、
同志社大学ラグビー部が選手権で優勝するのは、それ以上に難しいことだと思う。
まだ個人競技ならいざ知らず、団体競技のラグビーで全て選手の自由意思に任せるなんて、
正に愚の骨頂である。
更に一番問題なのは、決して自主、自由を平尾以外の選手達が望んだ訳ではなく、
1人の独裁者の己の都合で選手達に押し付けられたものだと言うことである。
高校時代は目標設定から達成の為の猛練習まで、全て監督の指示で動いていた選手達が、
同志社でいきなり自主と自由を押し付けられても、全員が自主的に選手権優勝を望み、
全員が自主的に猛練習に取り組むことなど出来る筈がないのである。
せめて、選手達に向上心を持たせる為の動機付けぐらいはやって欲しいものである。