たしかに庵野にも才能はあったろう

しかし当時の彼は自分の才能を自身で認識できず
自己を持て余して懊悩していた
それをひとつひとつ指摘してあげて
自身の腑に落ちるよう導いてやった、
いわば庵野にとってのグルが斗司夫なんだ

斗司夫の前では庵野はたたの傀儡(くぐつ)に過ぎん