>>425
−数分後
「はあはあ。いやあ、いい運動になったぜ」
デュードは息を荒くしながらその場にへばりこんだ。
翠星石の顔は跡形もなく砕け散っていた。
辺りには破片と目玉が飛び散っている。
体だけはビクビクと痙攣しており、何とも気味の悪い姿であった。
「ふむ、これじゃ芸術てきにはセンスがねえな。どれ、ここは一つ俺が手を加えてやるか」
そう言うとデュードは、先程殺したハビブの生首を拾い翠星石の胴体に無理矢理ねじ込む。
サイズが合わないため、ハビブの生首の断面部に硬い胴体の破片が突き刺さり、ブシュブシュと血や肉片が飛び散る。
「ふう、これで良しと」
そのまま眺めていると、ハビブの生首+翠星石の胴体が一致したのか、目玉がギョロギョロと動き出した。
「あれ?何か感じが変ですぅ」
「ギャハハハハ!こいつは傑作だぜ!ハビブの声で『ですぅ』だってよ!マジむかつくぜ!」
デュードは生首をハンマーで叩き潰した。
「さあてとずらかるか」

The End