>>422
「大丈夫だって。お前ら人肉売りさばいてるだろ。あいつも同じように切り刻んでやればいいことよ」
「ありゃ人じゃないよ。人形だよ!しかも言葉喋る」
「いいから買い取れよ。こんな珍しいものはないぜ?」
「ダメだね。さっさと帰ってくれ」
ハビブはデュードから金を取り上げた。
「へえ、そうかい。それじゃ!」
デュードはナタを取り出し、ハビブの首を切断した。
首から大量の血が噴出し、翠星石の顔を真っ赤に染める。
「いやあああああ!血!血がぁ!」
「るせえ!元はといえばてめえが起きたせいだろうが!さっさと鞄の中に金詰めろ!」
レジを無理矢理こじ開け、金を翠星石の鞄の中に無理矢理詰める。
「デュード!泥棒はダメですよ!」
翠星石の忠告には耳も傾けず、必死に金を詰める。
「ひひゃひゃ!金だ金だ!金庫からも取り出すぞ」
『関係者以外立ち入り禁止』と書かれたドアを開けると、頑丈な金庫があった。
デュードはそれにダイナマイトを仕掛けた。
「三、二、一・・・ゼロ!」
その途端にドアごと吹き飛ばし大きな爆発が起こった。
金庫のドアは壊れ、中にぎっしり詰まった金が露になる。
デュードはそれを抱え込み、鞄に詰める。
「おら、邪魔だ!出ろ!」
翠星石を無理矢理鞄から引きずり出し、一杯になるまで詰める。
「ふう、これで良しと」
「全然良くないです!翠星石が隠れる場所がないです!」
「その問題はすぐに解決する」
そう言うと、デュードは翠星石の頭を掴み、壁に叩きつけた。
「っきゃあ!痛いですぅ・・・」
「てめえが出てこなけりゃ交渉成立だったんだ。きっちりカタは着けてもらうぜ。それにお前は殺人の目撃者だからな。生かしちゃおけねえ」