『エヴァ』の企画が通って具体的な製作がはじまったのは、放送開始の2年前だった。
その間にTVアニメ『エヴァ』の第壱話から第拾弐話までが作られた。


そこで本放送が開始されたので、最終話までの残り14回分は約半年の期間で作らねばならない勘定だ。
画質を保っていては製作不可能なことは、初めから分かっていた。

だから最終二話があのような画面構成になったのは、やはり作画が追いつかないの一因だった。


最終話の脚本が出来た時は、作画は実質3日しかなかった。

作業速度が落ちるなか、庵野君は未完成のまま放送を打ち切り、を考えた。


しかし庵野監督は「5点の終り方をするくらいなら、マイナス100点のものを」というのが、あの結末だった


コレが真実