>>522
例えば、『評価経済』で検索をかけると、キーワードで動画のその話をしている部分が複数の本数表示され、
色付きのリンクを踏むと評価経済だけ話している部分を視聴することができる。

おそらく、これは聞いた人が手で目次をつけて、そこのアンカーリンクを取得して貼り付けている。
そこにタグを紐づけて、検索に当たるようにしているという仕組みのはず。

人力で、ここまで資産化している動画のアーカイブを初めて見た気がします。

YouTubeやニコニコ動画での、『プレミアム課金』の本質は岡田斗司夫アーカイブにあるんだと思ったのです。
動画の資産化は、かなり難しいと思っていたのです。
なぜなら、動画は検索がダメだから。と…。

しかし、人力でここまでやっているアーカイブを見ると、本気でこれをやれば、
動画資産もかなり有効利用ができるという感覚が芽生えてきます。

その他、動画をテキスト化もされていて、文章で読むこともできる。この手間もかなりすごい。
なぜなら、動画は目と耳と時間を奪うので、かなりの拘束力があり、見るのにも覚悟が必要なのです。

この『検索化』と『文章化』の二つの手間によって、何が実現するかというと、メディアに触れる時間の短縮です。
情報を効率的に検索で取得できることが、今の時代の最たる要望なのですが、動画はそれを阻むと思っていたものが、
いきなり、情報整理がされているのを目の当たりにした衝撃。しかも、特別先進的な技術を使わずに…という部分が驚きだったのです。

しかし、そもそもの話仕組みだけ構築されていてもどうしようもない。
大前提はこの岡田斗司夫ゼミの優良なコンテンツがあってのことなのです。

この毎週のコンテンツを配信するために、膨大な資料を読み込み、組み立て、フィリップを作成し、
配信時間として二時間程Webで生放送が行われているのですが、このコンテンツ自体が、
かなりの本気の映像研究の先駆けであるからこそ、成立する仕組みなのです。

アニメーションが子供のものだという先入観が横行していた時代に、アニメーションは総合芸術であるという概念を持って、
幅広い知見を持ち、絵コンテで裏付けをとりながら、当時の世相を反映させながらの優良コンテンツをこの仕組みで回されているという。
これはすごい。
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動画を『文章』・『検索』・『思想』・『研究』・『生配信』これらで組み上げているのだけれど、
それを、最先端の技術を使わずに、人力で推し進めている岡田斗司夫氏は、やはり並々ならぬ才能を持つ人だと、その仕組みを見て思うのです。

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