■あの人はいま 元社会評論家 岡田斗司夫さん(71歳)

2030年、朝日放送テレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」TVで見つめている男がいた。

●60歳でレギュラーを卒業した岡田さんは今……
「あの頃は若かったですね(笑)」若き日を回想する岡田は、どこか寂しげだ。
「未だに当時の夢を見ることがあるんですよ。テレビに出演していた頃の夢を。」

ガイナックスを退社後、社会評論家として活躍、大学の教授として教鞭も執るようになった。
しかし、当時の教え子との別れ話がこじれ関係が発覚し次々と仕事が打ち切られた。

その後、失ったイメージを回復することできず、結局そのまま引退
今はラーメン店を営んでいる。

●暖簾の屋号の文字は庵野秀明監督の手によるものだ
「いらっしゃい」。JR東北本線浦和駅東口から歩いて10分。
「とんこつラーメン斗司夫」のえび茶色の暖簾をくぐって店内に入ると、
白いタオルを頭に巻いた岡田さんと元妻の和美さんの元気な声に迎えられた。
「去年の4月にオープンしました。暖簾の『斗司夫』という文字は庵野君に書いていもらいました。
開店に合わせてアニメ紙やテレビでも取り上げてもらった
おかげで、県外から足を運んでくださるお客さんも多かったのはうれしかったですね」

●かつてのガイナックスの同僚だった庵野監督について尋ねると……
「あいつ、マネばっかりでオリジナリティーゼロだったんですけどね(笑) 」と、おどけ
「世間に気に入られるのも才能だと思いました」
「不祥事さえ無ければってボクだってと…歯がゆいですけど。」
「今はもうアニメ業界に未練はありません。今度はラーメンでトップを狙いますよ(笑)」

(写真)とんこつラーメンを手に持つ岡田さん