最近の若い人はあまり恋愛しなくなったと聞きます。
不思議ですね。どうしてこんな楽しいことに一生無縁でいいのか、もったいないなと思います。
人間は生きていて、誰かを愛する経験をした方が、生きてきた感じが切実にわかるのです。
ところが、最近の若い人は傷つくのが嫌だと言います。

青春は恋愛です。
それは失敗も怖れない情熱の発露でしょう。

やはり最近の若い人にも、それに憧れるような情熱があるんです。
ボクは誰かが少し背中を押してあげたらいいと思うんですよね。

情熱に身を任せて不倫でも何でもやってみたらいいじゃないですか。
傷ついて別れたっていい、また誰かを好きになればいいんです。

 別れる辛さを身に染みて覚えたら、もしかしたら、素晴らしい詩や小説が出来るかもしれない。
これ以上の楽しい恋愛はないということを経験した人でも、それはそれで何のかたちで表現したくなるでしょう。

 百冊の本を読むよりも一度の真剣な恋愛の方が、はるかに人間の心を、人生を豊かにします。
経験者は語る、間違いありません。

 もしかしたら、今の若者たちは自分のことが嫌いなのかもしれない。
自分でさえ好きになれないそんな人間を、いったい誰が好きになってくれるでしょうか。
自分を愛せない人は、人を愛することも出来ません。
そうだとしたら、まずは自分を愛することから始めないといけない。
自分を魅力的な人間に鍛えないといけないんですよね。