>>567
 しかし、復活出来なかった。または、スイッチを押した本人より
先に復活しちゃった誰かに騙されたか裏切られたかなんかだと思います。

 「または、人類の皆殺しを防ぐための緊急防衛策だった」というのも考えられると思うんですね。
 そもそも、お話全体のプロットとしては「主人公の千空のお父さんが宇宙に行った」
というところから始まっているんですけども。
宇宙に行った時に「太陽がもうすぐ大フレアを起こす」と。

 いわゆる太陽面爆発で、強烈な宇宙線、放射線が浴びせられる。そうなると人類が全員死んでしまう。
そのフレアの直前に、全人類を石化させて、本当は翌日とか数時間後に解除するはずだったのが、
そのまま3700年間、石化が続いてしまった、と。こういうふうな可能性もあるんじゃないかな?
つまり、石化自体は人類を守るため。

 もしくは、石化させた人が、誰かの病気……例えば、すごく好きな人の不治の病を治そうとした。

 でも、その人が今地球上のどこにいるかわからないので、
地球上の人間に対して一斉に病気を治す装置を作動させて治そうとしたんだけど、
ところが、スイッチを入れた人は、なんらかの謀略によって邪魔されて、この世の中にはもう出てきていない。
もしくは、殺されてしまっている、と。

 そういう大掛かりなひっくり返しを、作者は企んでいるのではないのかな、と。そんなふうに考えています。

・・・

 まあ、人類が石化した理由というのは、他にも色々と考えられるんですけど、大筋はこのパターンだと思うんですよね。
 「実は、善意で、理由があってしたことで、石化というのは、そのための補助作業に過ぎなかった」と。