>>902
 しかし、GAFAはその逆なんですよね。

 これを見てください。これは、22ページに載っているんですけども。

(パネルを見せる)
22ヘ?ーシ?図 http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/2/1/2121218e.png


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 何十億人もの人間が、GAFAの製品とサービスを便利に使っている。
しかし、経済的利益を得ている人は腹が立つ程少ない。

 ゼネラル・モーターズ(GM)の一人当たりの時価総額は、およそ23万ドル。
大したものだと感じるかもしれないが、Facebookは一人当たり2050万ドルだ。
前世紀のアイコン的企業であったGMの約100倍である。
 同社の従業員数は2万人に満たない。それで先進国1国規模の経済価値を生み出していると考えてみて欲しい。

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 つまり、ゼネラル・モーターズが21万人も雇って23万ドル得ていた時代に、
Facebookは1万7千人くらいの従業員でその100倍くらいの売上を上げている。

 「これはどういうことなんだ?」と。
 昔から世界を支配していると言われる巨大企業というのは、系列グループにしてもなんにしても、
それだけの雇用を生み出していたから、実は、なんだかんだ言って「人々の役に立っていた」と言えないこともない。

 それに対して、このGAFAの4社とも、雇っている人間が恐ろしく少ないわりに、売上とか時価総額が恐ろしく高い。
 「このアンバランスはどうなっているんだ?」という話です。

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 僕がこの話を聞いて「似てるな」と思ったのものがあってですね。

(パネルを見せる)
『青の6号』 http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/a/6/a643abb0.png

 それは『青の6号』という漫画の中に出てきます。
1967年に『少年サンデー』で連載されていた、小沢さとるの漫画です。