>>901
 GAFAというのは、Google、Amazon、Facebook、Appleの頭文字4文字を取った言葉です。
 「この4大企業と、それに続くいろんなグローバル企業が、今や地球を乗っ取ろうとしている!」という本なんです。

わかった、陰謀論た?ね!
http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/f/5/f54a5a79.png

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タオルくん:
 わかった、陰謀論だね! トンデモ本だ!

岡田:
 いや、違う違う。陰謀本ではありません。
 ……はいはい、君は引っ込んでください。
(岡田、人形を押さえつけて退場させる)
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 このGAFA4つの騎士に代表される4大企業というのは、あくまで合法的に、僕らの生活を便利に快適にするんです。
 嫌がる人間に無理やり使わせようとしているわけでもない。売ろうともしていないんです。
極めてシンプルにスマートに、僕ら自身に「使いたいから使ってるんだ」と思わせながら、実は僕らを支配しつつあるんですよ。

 「それを皆さんご存知ですか?」っていうような本です。
まあ、「支配しつつある」と言うか、「実は支配はすでに完了してますよ」という話なんですけど。

・・・

 「大企業が人々を支配する」と言うと、例えば「愛知県の豊田市というのはトヨタ自動車に支配された街!」というふうに、
昔はよく週刊誌とかにも書いてありました。最近は、もう全くそんなこと書かれなくなりましたけど。

 他にも「大阪府の門真市はパナソニックに支配された街だ!」というふうに、
僕が子供の頃には、雑誌によく書いてありました。
昔はこんなふうに言われてたんですけども。

 でも「GAFAが支配する」というのは、全然違う意味なんですね。

 産業革命以降、トヨタやパナソニック以上に莫大な利益を上げてきた巨大企業というのは、いくらでもあるわけですね。
だから、そういう企業が“城下町”にしていた街は「支配されている」と言われてたんですけど。

 しかし、そういう巨大企業というのは、デュポンにしても何にしても、それに見合うだけの雇用、
つまり「労働者に対してお金を払う」という環境を生み出していたんです。