>>563
「どうすりゃいいんだ……」 
今日もアンチはファンに論破され途方にくれていた。

アンチは悔し涙を流し続けた。 
どれくらい経ったろうか、アンチははっと目覚めた。 
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ。
冷たいキーボードの感覚が現実に引き戻した。 

「やれやれ、こんな所で寝たらカゼひくな。」
アンチは苦笑しながら呟いた。 
立ち上がって伸びをしてPCのモニターを覗いた時、
アンチはふと気付いた。

いつの間にかアンチを論破しているのだった。

「勝った……勝ったんだ!」 

PCのモニターの光がアンチの涙をまばゆく照らすのだった。



翌日、ネカフェで冷たくなったアンチが発見された。