2018年10月20日12:00
「あの名作アニメは何点?岡田斗司夫の採点したアニメの「スタンダード」
2013年5月20日号ニコ生ゼミ テキスト全文公開
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51551331.html

【岡田斗司夫の採点したアニメの「スタンダード」】

 具体的な採点から、ちょっと考えてみたいと思うんですよ。
 僕ね、『ハルヒ』、今回見てやっぱり一番、自分でも勉強になったなと思うのは、
アニメを語る時にはなんだかんだ言って逃げちゃいけないなと。
採点しようと思ったんですね。

 これまで、これより面白いとかあれと同じぐらいというふうに抽象的な言い方してたんですけども、
今後、僕は少なくともアニメを語る時は絶対点数をつけることにしました。百点満点の。

 で、何点っていうふうな感じでつけていこうと思います。
 ただ、あくまでそれは岡田斗司夫にとってです。その点数のルールとかもこれから説明していきますけれども、
まず僕にとってやっぱりアニメで一番好きなのっていうのは『機動戦士ガンダム』のテレビ版なんですよね。
テレビシリーズのアニメで言うと、『ガンダム』が95点です。『未来少年コナン』が85点。
このあたりは本当に、高校生大学生で見たから評価が高いんですね。

で、『エヴァンゲリオン』が85点です。『ガンバの冒険』っていう、ネズミが主人公のアニメがあるんですけど、
これ僕すごい好きなんです。90点ですね。えー、『∀ガンダム』が80点。みなさんが好きな『まどか☆マギカ』が80点。
 というのが点数です。

 『ガンダム』95点から始まって『ガンバ』90点、『コナン』85点、『エヴァ』85点、同じぐらいです。
『∀ガンダム』と『まどか☆マギカ』が80点ぐらい。っていう、こんなもんなのですね。

 今日、僕の話を聞いてなかなか納得がいった人はぜひ、僕が、85点以上つけた作品はできるだけ、
レンタルでもYouTubeでもなんでもいいですから、全部見てみてください。ほんとにいいです。

 で、映画版のアニメではあまりにも当たり前の答えになっちゃうんですね、
たとえば一番映画はなんですかって言ったら『ローマの休日』とか『カサブランカ』って答えられても、
みなさん「はぁ?」って感じがすると思うんですけども、やっぱり僕もこれぐらいの年齢になると、
ちゃんと「スタンダード」を出さなきゃいけないと思うんですね。

 つまり、誰が見てもちゃんと面白くて、新しいものすごいものを見たいという人にはよっと不満かもしれないけど、
ここをまず押さえましょうっていうやつに、中央点をどんと与えたいと思うんで。

 『カリオストロの城』はね、やっぱりすごいです。それは動きからなにから、これから先なにが、
『まどか☆マギカ』ではよくて、『ハルヒ』ではここまで頑張っていて、『エヴァ』ではここが足りなかったのかっていう、
分解的な話をしていけると思うんですけども、『カリオストロの城』はありとあらゆる要素がかなり、レベルが高いんですね。
なので、『カリオストロの城』、95点です。