>>431
 菊池っていう信頼している後輩も、そっちなんだと。
 「あ、菊池もそっち?」っていう、この顔のアゴを上げて見下す感じ。

 実はこの人は、パニックになると人を見下すような顔をするっていうクセがあって。
 その辺、悪い顔をするんですよ(笑)。

 メチャクチャ悪い顔をするんだけど、そこが面白いわけなんですけどもですね。
 こういうリアクションとか、ウソツイートを咎められたときの顔が最高で見ているんですけども。
・・・
 しかし、この番組の本領というのは、ドッキリというよりも、メタフィクション的なメタな構造なんですよ。
 ドッキリ番組かと思ったら、そのドッキリのお約束を崩して遊ぶと。

 たとえば過去に「どんなにバレバレのダメドッキリでも芸人ならつい乗っかっちゃう説」
っていうのをやった事があるんですね。

 このときは、「ドッキリだと知っていても気づかないフリをしなければいけない芸人の悲しいサガ」
っていうのを見て楽しむ番組なんですね。
 いわばテレビの内側の、スタッフの側の視点で笑うと。

 たとえば出川哲朗さんがダメドッキリだと分かって、隠しカメラに気づいて、あわてて視線をそらす前に
、一瞬 隠しカメラに目が行ってしまうんですね。

 そこを拾って、「やはり隠しカメラを探し始めた」という事を言うという。
 まぁ、こういうテレビの内側のスタッフの視点で笑うっていう。

 実は、これは80年代の とんねるず の番組でよくやっていた視点なんですけども。
 それを現代版にアップグレードしているんですね。
・・・
 それで10月3日の「ベッドの下に住んでいても気づかない」なんですけども。
 それが終わったら、クロちゃんが例の悪〜い顔をしてですね、そのままクロちゃんは目隠しをされて、
次のコーナーにそのまま連れて行かれたと。

 だから、もう番組のゲストはですね、「えぇっ、これで終わりじゃないのか!?」って驚いたのが、
「クロちゃんの恋愛リアリティ企画」っていう『モンスターハウス』っていうコーナーが始まったんですね。

 そのままクロちゃんが連れて行かれて。

 それで、これは『あいのり』とか『テラスハウス』とか『バチェラー・ジャパン』とかあるじゃないですか。
 ああいう、「男女が集まって、そこで本当に自然な恋愛が生まれるようにスタッフが仕向けて、
それを隠しカメラふうに撮っていて」っていうのをドキュメンタリー構造でやるっていう。

 これが恋愛リアリティって言われているヤツなんですけども。

 それで、クロちゃんというモンスターが来ているから『モンスターハウス』って名前にしたんだろうと思ってたんですね。
 目隠しされたクロちゃんが連れてこられて、そこでキラキラ系の男女5人がビックリしていると。