2018年08月11日07:00
【岡田斗司夫アーカイブ】生まれながらの不平等をどう考えればいい?
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51549717.html

2015/08/02放送のニコ生ゼミより

## 生まれながらの不平等

*「生まれながらの不平等をどう考えればいいですか? 世の中には、歌が上手い人がいます。
一方で、練習してもなかなか上手くならない人もいます。子供っぽい人、怒りっぽい人がいると思えば、
人格者のような人もいます。貧乏な国に生まれる人もいれば、先進国に生まれる私たちがいます。
私の親は生まれ変わりを信じており、『前世での行いの結果、生まれた直後の状態が千差万別に変化し、
傍らから見ると不平等に見える』と説き、『誰しもが幾度もの生まれ変わりを経て、人格の完成を目指してる』と言います。
岡田さんはこのような生まれながらの不平等をどのように捉え、説明しますか?」*
・・・
 僕の答えなぁ。あのさ、「答え」と「思ってること」は別だよ。
 で、答えって言うのは「本当のこと」に近いな。
 で、思ってることっていうのは、「自分に言い聞かせてること」だよな。

 たとえば、仕事が成功するかしないかは、運しだい。
 これは答えだ。本当だ。
 で、仕事が成功するかしないかは、努力しだい。これは僕が自分に言い聞かせてること。

 「仕事が成功するかどうか運しだい」これは他人に対して言う時であって、
自分に対して言う時は「運しだい」とは言わない。

 「それは自分が頑張るかどうかだ」というふうに自分を励ますし、
人を励ます時にもやっぱり僕は「努力しだい」って言う。

 でも、諦めるしかない状態の時には、本当のことを言うよな。