>>955
 攻撃力は、尻尾の方にあった。
 これは強かったらしいんですよ。

 筋肉もあるし、スパイクも強くて、それで肉食恐竜の腹には穴が開いていて、
それがステゴサウルスのトゲと一致するっていうのも発見されている。
 なので、かなりウソが多いと。
 実際は、背ビレっていうのはモテモテの為であって、尻尾で戦っていたんです(笑)。


 で、日東のプラモデルの箱に描かれているイラストのティラノサウルス対ステゴサウルスっていうのは、実はウソなんですよね。
 これは恐竜絶滅の話にやっと繋がってくるんですけども。
 実はですね、ステゴサウルスっていうのは、巨大隕石が墜落してティラノサウルスが滅びた時代まで生きて来れなかったんですよね。

 もっと その前ですね、ジュラ紀の末から白亜紀の入り口あたり。
 だいたい一億年以上まえに滅びてしまった。
 隕石とか関係なく絶滅した。
 何でかっていうと、生存競争に負けたからなんですよ。

 その後でメジャーだったヤツがトリケラトプスなんですけども、何が違うのか。
 トリケラトプスの方が、アゴがしっかりして大きいです。
 それに比べてステゴサウルスっていうのはアゴが小さい。

(顎の違い)
http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/7/a/7aabb495.png

 これは何かっていうと、被子植物に対応してるんですね。
 植物っていうのは古代地球の太古の昔の頃、シダ類しかいなかった。
 そのシダ類から裸子植物、いわゆるヒノキとかスギとかの仲間、
いわゆる花粉を山のようにブワーッと放散して繁殖する植物が生まれて。
 その繁殖する植物の中から、次は被子植物、種がしっかり殻に囲われている植物っていうのが出てくる。

 これは昆虫による花粉の受粉によって繁殖するんですけど。
 そうすると植物の種類が変わっちゃったら、ステゴサウルスの小さいアゴでモサモサモサモサ食べるのでは、
どうしても生きていけなくなる。