2018年06月18日07:00
岡田斗司夫とディズニー1 「ディズニーランドとの出会い」
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51548566.html

 1980年に、世界SF大会の取材という名目で、学生時代に、友達と一緒に6,7人でアメリカへ行ったんですよ。
その時は、ボストンでSFのワールドコンがあって。それが僕にとって初めてのアメリカのSF大会経験だったんですけども。

 なぜ、1980年にそこに行ったのかというと、翌年の81年に、第20回日本SF大会“DAICON3”というものを
自分たちが主催することになっていたので、「これはもう取材に行かなければ!」ということで行ったんですけども。

 とにかく、アメリカのSF大会の規模とかスケール、面白さに圧倒されて、
「来年、我々が行う日本のSF大会も、これに勝たねば!」
ということで、エラい気合が入ったんですよ。

 で、ボストンのSF大会を見たんですけども。その後、1週間以上の旅行ということで、
せっかく時間もあることだし、サンフランシスコまで飛行機で飛んで、ヨセミテ経由で、
ロサンゼルスまでレンタカーを借りて移動したんですね。
そんな8日間のアメリカ旅行をしたんですけど。
 その最後の日の午後にディズニーランドに行ったんですよ。

 正直、僕も含めて友達全員、ディズニーランドにそんなに興味があったわけではなかったんですけど。
「本場のアメリカに来たんだから、ディズニーランドでも見に行こうや」というのと、あとは、ちょうどその頃、
日本の旅行代理店でもディズニーランドツアーをやり始めて「どんなところかはわからないけど面白そうだ」
という噂だけは聞いていたので、とりあえず見に行くことにしたんですよ。
・・・
(中略)
 で、ジャングル・クルーズが終わって、「すごかったな、あれ。ただ単に船に乗って進んで、
両側からロボットの動物が出てくるだけなのに、なんであんなにすごかったんだろう?」
って思いながら、一番高いEチケットで乗れる他のアトラクションを探していたんですよ。

 そしたら、ニューオリンズスクエアの近くに“ホーンテッドマンション”というのがあったんですね。
これもEチケットのアトラクションだから、きっとすごいだろうと思って乗ることにしたんです。

 まあ、お化け屋敷だってことだけは、なんとなくわかるんですよ。
だから、みんなでヘラヘラ笑いながら、そのお化け屋敷に行ったんです。

 そしたら、そこに並んでいる係員は、全員、黒いメイド服みたいなものを着ていて。
まあ、それはそれでカッコいいんですけど。さっきまでのアトラクションとは、全然、雰囲気が違うんですよ。