>>457
 で、この場合の特徴は「偉い人」っていうのは特定の人なんですね。特定の組織といってもいいですけど。
 いつも同じ人からお金を貰って、それで飯屋や家賃や色んなものに金を払うっていうのが、このサラリーマンというものです。

 それに対して、自営業というのは何か? というと、ものすごくおおざっぱに書きましたよ。
 これが自営業ですね。
 客からお金を貰って、飯屋にお金を払うんですね。
 ま、本当にここの部分が変わるだけなんです。
 で、これは客ですから、客にはいつも気を使わなきゃいけない。

 つまり、「自営業になったら、上司とか社長にペコペコせずに済む」って考える人がいるんですけど、大間違いでしてね。
 サラリーマン時代は特定の人にペコペコしてれば、よかったんですね。
 ところが、自営業になっちゃうと、まわりの人全員にペコペコしなきゃいけないのでですね(笑)。

 どちらかっていうと、「会社組織というものに入るのにどうも慣れず」って言う人はですね、
自営業にあまり向いてないと思うんですね(笑)。

 っていうのは、会社組織の場合は、組織の流れを読んで、その組織の中で自分の生き方を考えればいいんですけど、
自営業の場合は売り上げもしょっちゅう変わるので、周りの人の流れとか潮目とかを読んでやる事をわりと変えないといけないので。

 ま、「理不尽が多いよ」っていうふうに今、コメントで流れました。

 サラリーマンにはサラリーマンの理不尽があるんですけど、その理不尽はほぼ理由がある理不尽なんですね。
 「なんでアイツがあんなに威張ってんだよ!」とか「社長というだけで、あんなこと言いやがって!」とか
「なんであんなヤツが部長になれたんだ!」っていうのは、理不尽は理不尽なんですけども、論理的な理不尽なんですよ。

 ところが自営業やってると、何かひどいクレームを付ける客が来たりして、どうにも論理的でない理不尽がやってくるのでですね。
 その分、しんどいのはしんどいんですね。

 ただまぁ、大きな差は固定してない客・色んな人からお金を貰わなきゃいけないので、その分、頭を下げなきゃいけないと。
 なので、今度はもうちょっと、こっちに向けようか。
 どっちかっていうと、自営業をやれるかどうかっていうのは、その人の考え方よりは、僕は環境によってくると思うんですよね。