>>977
 そして、それを見た瞬間に、タケノコは、それを捕まえようとして、いきなりハイハイをして、その後、立ち上がって歩いてしまいます。

(パネルを見せる:ハイハイして立ち上か?る) http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/c/f/cf2dd0f2.png

 タケノコは、カエルのオスを捕まえると翁に渡します。
おじいさんは、わけがわからないから、ただ「ああ、いい子だいい子だ。急に大きくなったな」と言って笑うんですけども。
・・・
 このカットの後、それを庭から見ていた村の子供達が
「なんだ? あいつ急に大きくならなかったか? 急に大きくなったよな。変だよな。まるでタケノコみたいなヤツだ。ターケノコ! ターケノコ!」
と言って囃します。

(パネルを見せる:タケノコと囃す男の子) http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/1/c/1c395ab7.png

 で、村の子供達に囃されたタケノコは、また大きくなるんですけど。
これを見たらわかる通り、ここでタケノコを囃す村の子供達は、全員“男の子”なんですよ。
 この後にも、村の中のシーンは結構出てくるんですけども、基本的にタケノコと絡んで遊ぶ子供達というのは全員男子なんですね。
 もちろん、村には女子もいるんですけど、画面から巧みに外されていたり、「一緒に遊ばない」という設定になっています。

 こういうところからもわかる通り、タケノコというのは、ずーっと周りに男性を侍らせている、いわゆる“サークルの姫”状態なんですよ。
 これも、普通に見ていたら、まず気付かないことなんですよね。僕らは、画面の中に、こういうふうに「
おちんちんを放り出した男の子がいる」ということには気付いても、「この中には女の子が1人もいない」ということには、なかなか気付かない。

 子供達が「ターケノコ! ターケノコ!」と囃すと、おじいさんは一生懸命「姫、姫!」って呼び掛けるんですよ。
 そして、おじいさんと男の子達という両方の男性から同時に呼ばれることによって、タケノコはまた何センチか急に身長がグググっと伸びるんです。
 こんなふうに、「男と交わることによって、彼女は成長する」と、しっかり描かれているんですよ。
・・・
 タケノコは、その後、何日かして、本当にあっという間に成長していくんですけども。

(パネルを見せる) http://bmimg.nic ovideo.jp/image/ch923/580516/a0e3762451319e3c441fa817e4eb68f35b82946d.png

 これを見てください。これは、じいさんと一緒に竹林に行って、竹を取る手伝いをしているタケノコですね。

http://bmimg.ni covideo.jp/image/ch923/580517/fd419b977f6626ab9a782cb39fb3d5bf3827aabb.png