2018年05月20日07:00
『かぐや姫の物語』は、高畑監督から宮崎監督への挑戦状だった!?
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51547775.html

【ニコ生】『岡田斗司夫ブロマガチャンネル』
今夜 20:00〜21:30 岡田斗司夫ゼミ#231

今夜のニコ生ゼミは、高畑勲追悼特集の第二弾『かぐや姫の物語』です。

『かぐや姫の物語』に関して、ジブリのプロデューサー・鈴木 敏夫が語った興味深いエピソードがあります。

ジブリの社内で『かぐや姫の物語』の試写をしたとき、見に来た社内の人間はみんな泣いていたそうです。
作画した人も、制作の人たちも。
今までのジブリ作品の中でも、一番泣いている人数が多かった作品だったとのこと。

ところが、宮崎駿だけは、
「なんでこれで泣くんですか?俺にはわけがわからん!」
とだけ言って、帰ってしまったのです。

なぜなら宮崎駿にとっては『かぐや姫の物語』は、高畑勲から自分への挑戦状だと感じられたからです。
それも、『風の谷のナウシカ』への挑戦状、『天空の城ラピュタ』への挑戦状……と、
これまでの宮崎駿の全作品への挑戦状ととらえることができたのです。

以前から宮崎駿は、「俺が高畑さんの一番のスタッフのはずだ」
「おれさえ高畑さんを手伝えばもっといい作品ができるのに」とずっと言い続けていたそうです。

ところが、高畑勲は宮崎駿の気持ちを一顧だにせず、
「宮崎君はもう古い、もっと若い人と組んで、常に新しいものを作りたい」
と、いつも全く新しいアプローチで作品を作り続けてきました。

宮崎駿にとってそれは、涙でふとんが濡れるほど悔しかったのだろう。
というのが、岡田斗司夫の解釈です。

一体どんな挑戦状だったのか。
『かぐや姫の物語』を解説する中で、じっくりと語ります。

お楽しみに!