2018年05月19日07:00
『映像研には手を出すな!』作者・大童先生に聞く
「なんで漫画の主人公を女子高生にしなきゃいけないの?」
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51547584.html

今回は、月刊スピリッツで連載中の漫画『映像研には手を出すな!』
作者の大童澄瞳先生との対談の内容を、一部抜粋してお届けします。
――――――
リアル金森さんとして

岡田:
 俺が聞きたかったのが、この金森の台詞なんですけども。

(パネルを見せる) http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/3/2/32125bcc.png

 「我々にはジブリやディズニーのようなブランドもないので、ジャンルで宣伝しないと金になりません」と。
 もし大童先生が“リアル金森”だとしたら、この『映像研には手を出すな!』はどんなジャンルなんですか?


大童:
 うーん。
 いや、簡単に言えてしまう言葉はいくつもあるんですけど、その言葉がそれぞれバラバラなんですよ。
 でも、おそらく、どれを取っても、みんな「なるほど!」って思ってくれると思うので、
なかなかどれというのは選びづらいんですけど。

岡田:
 まあ、たぶん、どれを取っても「なるほど!」と思う反面、ちょっとずつ誤解されるわけですよね。
 ど真ん中の芯じゃないし、ど真ん中の芯を描けばいいっていうものでもないので。

大童:
 言ってしまえば、ジャンルとしては“オタク”ですかね。

岡田:
 日常系なんですかね?

大童:
 いや、日常ではないですね。リアルものではあるとは思いますけど。
・・・
岡田:
 「アニメを作る」ということを描こうとしたのか。それならば、
主人公を女の子にしたのは、なにか理由があるんですか?

大童:
 そこなんですよ。……でも、この話をすると、ちょっと知能指数あげてしまうかな?(笑)。