>>828
 こういうYouTuberの炎上というのは、最近、ニュースでもよく流れるようになりました。

 なぜこうにも炎上するのかというと、これは僕の想像なんですけど、まず「YouTubeでの成功というのは誰にでも出来そうに見えるから」なんですね。
 おまけに、ローガン・ポールがやってるような、「非常識なことをやって、アカウントを稼いでいる」という部分も大きいでしょう。

 ローガン・ポールは、樹海の他にも、例えば、『ポケモン』のモンスターボールの形をした大きなボールを
通りすがりの自動車に投げつけて「ポケモンだ!」って言ってる動画もアップしています。

もう、本当に危ないですよね。なんか、今回の炎上についての謝罪動画でも、またアクセス数を稼いだそうなんですけども。
 そういう非常識な、他人の迷惑になるようなことをやって、アクセスを稼いでいるというところで、みんなから反感を買っているわけです。

 こういった、「なんだこいつは! けしからん!」と思った相手が罰を受けた時に、
「ざまあみろ!」と思ってしまう感情のことを“シャーデンフロイデ”というんです。
・・・
 さて、このシャーデンフロイデという言葉が一番初めに使われたアニメ作品というのは、意外なことに、
たぶん『ザ・シンプソンズ』なんですよ。シーズン3の第3話の『ホーマーの願い事』というエピソードにおいて、この言葉が使われているんですね。

サ?・シンフ?ソンス? http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/f/7/f7528195.png

 これがどんな話かというと。主人公のホーマー・シンプソンが暮らす家の隣に、ネッド・フランダースという人が住んでいるんです。
 このネッド・フランダースの家庭というのは、もう、何から何までが理想の家族なんですよ。

 奥さんは優しくて、ホーマーが言うには「あいつの奥さんは、自分の奥さんと違って尻がキュッと上がっている」。
ホーマーの息子は家でも学校でも問題ばかり起こしているバカ息子なのに対して、フランダースの息子2人はお父さんの言うことを何でも聞いて、
おまけにお父さんが大好きという、理想的なファミリーなんですね。

 仕事でも成功しているし、自宅の庭でバーベキュー・パーティーをやったら、人がいっぱい来てくれるくらい人望もある。
ホーマーはそれが羨ましくてしょうがないんです。おかげで、パーティへの招待状を貰ったんだけども、悔しくて、素直に喜べないわけです。

 そんなネッド・フランダースは、バーベキューの途中で重大発表というのをします。
「もう俺は、会社を辞めることにした!」と言って、ネクタイをその場で、バーベキューのグリルで燃やしちゃうんですね。

 会社を辞めて何をするかというと、“左利きの専門店”を作ると言うんです。
「アメリカ人の10人に1人は俺と同じ左利きだ! だから、左利きの専門店を作るんだ! 独立するぞ!」って言うんですね。