>>470
>だから戦国武将たちは、手柄を立てると良い茶碗がもらえたりした。
>それが城をもらったりするよりも、ずっと嬉しかった時代があったんですね。

武功を立てるたびに領土を与えていたのでは経済的にも大変だし、部下が力を持ちすぎてしまう。
しかし何らかの形で認めてやることも必要。

なので部下の承認欲求を満たすための茶碗を家臣に与えたりした。


また岡田は書いて無いが、織田信長は家臣が主人になって茶席の主人になることを信長の許可制にした。

そして大きな手柄を立てたものだけが、茶席を儲ける事ができた。

「茶席の主人になれる権利」なんて全くお金がかからない。
資金ゼロで部下の承認欲求を満たすことができた。

これは非常に上手い方法だった。
現代でも昇給だけだと、その喜びが続くのは最初だけで、そのうちもらうのが当たり前になってくる。

茶碗や茶の湯の主人の権利で、家臣の承認欲求を上手に満たしてやることができた。