2018年01月13日07:00
岡田斗司夫の大予言「2028年には人類はAIによって“支配”されている!」(後編)
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51543666.html

 現在、ユーチューバーと呼ばれる人には、いろんな人がいますよね。
 だけど、これが、10年後の世界ではどうなっていうのかというと。僕は正直、誰一人として生き残らないと思っています。
 この「誰一人生き残らない」というのは、もちろん、「死んじゃう」という意味ではないんですけども。
 今のように、お金が入ってきたり、成功したりというふうなことは、ゼロとは言いませんけれども、
 かなり可能性が低くなっているでしょう。

 今、現役で活躍している人達も、全て終わってしまっていて、新しい人がポツポツいるといったような状態じゃないかと思ってるんです。
 なぜかというと、もう、思ったよりも早く、Googleの自動翻訳が言語の壁を壊しているからなんですね。

 ピコ太郎が世界中でヒットしたように、今現在のYouTubeでも、言語の壁と関係のないものであれば、
 どこの国の人が作ったかに関係なく、僕らは楽しんで見ることが出来るんです。

 例えば、ロシアに隕石が落ちてきた映像とかそういう映像は、昔だったら、日本のテレビ局が放送するまで見ることが出来なかったんですけど、
 僕らは今やニュースのソース映像そのものをツイッターなどを通して見ることができる。

 そんな時に、「それが元々、どの国で配信されたのか?」っていうのは、あまり関係がないですよね?
 それと同じように、ピコ太郎のような、言語に関係がないような芸であれば、別に世界中の人が楽しめてしまう。

 そして、この自動翻訳の技術というのが、今はまだ、「iPhoneみたいなものに喋りかければ、1秒後か2秒後くらいに翻訳を言う」
 というくらいの性能なんですけど、もうそろそろ、自然言語に完全対応できるようになってきているんです。

 今年から日本でも発売されて、来年には普及されるであろうAmazonの“Echo”とか、スマートスピーカーなどがありますよね。
 あれが普及することで何が起こるのかというと、膨大な言語データが蓄積されるんですね。

 家庭に置いてあるこういうスピーカーに向かって「コカ・コーラを注文して」って喋りかけると、
 Amazonからコカ・コーラが届くという、こういうのがAmazon Echoの機能なんですけども。
 こういうものが何のための物なのかというと、通販のためだけじゃなく、「個人個人がどのように日本語を喋るのか?」
 というデータ蓄積を目的としているんですね。
 このように、ビッグデータの収集管理を行うことによって――

「つまり、英語を勉強しなくてよくなるのか!?」(コメント)
 いや、本当にその通りなんですよ。
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