2017年11月24日07:00
『シン・ゴジラ』の石原さとみは“ミスキャスト”ではない
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51542167.html

今回は、11月12日に『シン・ゴジラ』地上波初放送を記念して行われた実況放送からハイライトをお届けいたします。
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(本編時間0:23:25〜 品川を蹂躙するゴジラのシーン)

 この蒲田くん、ボディのサイズに比べて皮膚が揺れすぎてるんだよね。
 CGで生物感を出そうとして頑張り過ぎてて、なんか「ダイエットに失敗して、皮がタルンタルンになってるヤツ」
 みたいに見えちゃうのが、ちょっとウザい。
 生物の身体って、軟らかいところと硬い部分があるからね。エラの部分とかはタルタルしててもいいんだけども。


 そして、ここで「立ち上がろうとして、またこける」っていう場面。
 ……ほう、肝心なところでは、やっぱり初代『ゴジラ』の音楽が流れるんだよな。
 ここで、蒲田くんの立ち方と足の形状が変わる。偏平足みたいだったものが、
 つま先立ちの、いわゆる“鳥足”に変わる。
 この辺の、変形するところって、こんなにね身体の表面にザワザワとエフェクトを入れなくてもいいと思うんだよね。
 でも、咆哮する時の口の開き具合はメチャクチャ良い。
 あとは、ここで入る、主人公の「すごい、まるで進化だ」っていう素の人間っぽい感想は、なかなか気持ちいい。

 いいね、ゴジラの見せ方。
 だけど、立ち上がると同時に、尻尾が急に宙に浮いちゃうのは、イマイチよくないね。
 前足の弱さと同じように、この段階での尻尾は、たぶん垂れてる方が、第3形態としては正しいと思うんだけどね。
 尻尾が急に浮いちゃうと、もう、これ以降の形態のゴジラと、そんなに変わりがないんだ。
 この電車の飛び方がこんなに軽いのは、半分ギャグのつもりなんだろうな。
 まあ、でも、電車が出てくると、怪獣映画は燃えるよね。

「赤ペン先生」(コメント)
 あはは、やっぱり“特撮赤ペン先生”みたいな言い方になっちゃうよな(笑)。
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