>>185
高橋:あの小説と原作に出てくるものをどうアレンジしてもよいと。
映画に出てきたものはダメなんですね。たとえば、
『サンダーボール』の中で出てきた水中戦車だとか、それは全部映画の権利。

岡田:そういうのはダメなんですね。
たとえば『ユア・アイズ・オンリー』のっていうタイトルであるとか。

高橋:中身であるとか、自由に使えるんです。
じつは僕はこういうものはどんどん使えばいいんじゃないかな、と思っていて。
いわゆるスピンオフの小説をみんなが考えたりとか。
あるいは『007』が日本に来る話を作っても誰も叱らないんだよと。いうことを。

岡田:あ、そうか。そういうことまでOKになる。

高橋:はい。翻案権も。

岡田:じゃあもう、たぶん、去年切れたから、
今年オンエアの『名探偵コナン』あたりに出てきても、全然不思議じゃないですね。

高橋:全然問題ない。叱られないです。

岡田:『ルパン三世』出したら怒られるけど、『007』出しても怒られないっていう、
なぜか不思議なことが起きてしまうわけですね。

高橋:やればいいじゃないと。

岡田:やればいいですよね。

高橋:だってあの『チキ・チキ・バン・バン』もじつは
イアン・フレミングなので、『チキ・チキ・バン・バン』も好きに作れるんです。

岡田:ディズニーのあの自動車のデザインとかそういうのはダメだけども。
『チキ・チキ・バン・バン』という名前だとかも大丈夫。