>>752
 この新作のエイリアン・アウェイクニングというのも、僕らはついつい
「エイリアンの話だ」と思っちゃってるんですけど。でも、そうじゃなくて、
「2001年宇宙の旅を、リドリー・スコットが、いかにリメイクしようとしているのか」
っていうふうに見ると、もうちょっとわかりやすくなるんですね。

 僕らはついつい、『プロメテウス』や『エイリアン:コヴェナント』を見たら、
「これがエイリアンかどうか」というところばかりを見ちゃって、
その結果、面白かったとかつまんなかったって思っちゃうんですけど。

 今回のコヴェナントに関しても、「映像はすごいんだけど、
なんだよあの話!」って、僕も思ってたんですよ。

 でも、今日、話すために、「ちょっと待てよ、コヴェナントってどんな話だっけ?
そもそもこうだよな、こうだよな」って、頭の中で組んでたら、
「あれ? これ、2001年じゃん!」っていうのがわかったんです。

「ああ! だったら、面白いわ! 今、リドリー・スコットがやろうとしている
『ブレードランナー』も全部そこにつながるんだ。リドリー・スコット、面白えなあ!」って。

 なので、来週は、もう一度、ブレードランナーの最初のやつを語り直すために、
ブレードランナー特集をやろうと思っています。
 もう本当にね、リドリー・スコットが面白くてしょうがないという状態ですね。

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この記事は『岡田斗司夫ニコ生ゼミ』10月15日(#200)から一部抜粋してお届けしました。

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