>>653
でも、こいつらの調子が悪くて、空中でどうやっても姿勢が保てなくなって
結局まっさかさまに墜落して落ちてしまったんだ。
それでも、チャック・イエーガーはなんとか死なずに済んだ。
そういう中でも生き残ってきた、歴戦の勇士なわけだ。

後にノースロップでフライングボディ機のテスト飛行もやっていた。

フライングボディ機というのは、飛行機自体が翼の役割をしているやつで、
後のスペースシャトルとかの原形とかになったやつ。
これのテスト結果をベースにしてスペースシャトルが作られたっていう。
愛妻家のイエーガーは常に自分の飛行機に”GLAMOROUS GLENNIS”って名付けてるんだよね。
P-51が初代の”GLAMOROUS GLENNIS”1号、このX-1が音速を突破したやつが”GLAMOROUS GLENNIS”2号。

このP-51はね、ハセガワとかレベルのプラモデルで大きいプラモデルを買ったら、
大体”GLAMOROUS GLENNIS”仕様になっている。あとタミヤのX-1のプラモデルも”GLAMOROUS GLENNIS”って機首にきっぱり書いてる。
飛行機ファンにはすごく愛されたおじさんなんだよ。

このTシャツは高円寺の商店街で見つけたんだけどさ、今いった流れがあるもんだからさ、
「あ、X-1だ。まさか。」と思って見たら、上に”GLAMOROUS GLENNIS”って書いてあるんだよ。
「わかってるじゃん!」
って思ってよく見たら、ここに1.2.3って書いてあるんだよな。

1、チャールズ・エルウッド・チャック・イエーガー。
チャック・イエーガーだ!!

2、ベルXS-1
わかってる!

3、”Element needs to break the sound of barrier.”
音速を破るためのエレメントである。
airframe(機体)と言わずにエレメントと書いてある。エレメントという言い方は当時の空軍用語なんだよね。

4、"End of a broom" 帚の先
これはチャック・イエーガーが前の日に酒飲んで馬から落ちて肋骨を折っちゃって、
X-1のドアを閉められなくなったことがあったんだよ。