阿蘇火砕流、170キロ離れ到達9万年前の巨大噴火で、国内最長

山口大の辻智大助教(地質学)らのチームは24日までに、約9万年前に起こった阿蘇山(熊本県)の巨大噴火で発生した火砕流の堆積物を約170キロ離れた山口市北東部の地層から見つけた。
火砕流の到達距離としては国内最長とみられるという。

阿蘇山は過去に巨大噴火を繰り返しており、約9万年前の噴火は国内最大規模として知られる。
これまでの最長は同じ阿蘇山の火砕流で約166キロ。

堆積物が見つかったのは山口市徳地柚木の川近くの工事現場。
昨年12月の現地調査で、火砕流の堆積物とみられるオレンジ色と黒色の地層を発見した。

https://www.daily.co.jp/society/science/2022/04/24/0015245894.shtml