>>660
なんでだろうね。
ひとつは株式上場で得た利益で、事情通のベテランがやめていった事はあるね。
それはファッションに疎い経営陣から見ると、百戦錬磨の口うるさい社員が居なく
なることは、ある意味ありがたいことでもあった。
その反動か、自分たちの無能をさらけ出す危険性のない、経験の浅い、ある意味
扱いやすい大卒の新卒者を中心にバイヤーを入れ替えてしまった。
そういった愚かな選択も当人たちは「大抜擢だ」みたいに捉えていたのが不幸の
始まりだったな。
もう一つは、昔は要望書なんかでお店の情報をフィードバックするシステムが
あったんだが(これ自体問題が多かったが)途中入社の胡散臭い人間が
トップダウンで入荷を仕切るようになったことが大きかったかも。
今考えると現場の裁量を制限することで自分たちの職権を拡大する意図が
あったのかもしれない。
あと店舗を広げ過ぎたために、いちいち店の要望を聞いていられなという
事情もあったかも。(担当者の能力により要望書自体の信用性にばらつきがあった
ように思う。でもそれはきちんと教育すれば済む話なんだが。そういや教育課って
なんだったんだろう。)
現場からの情報がなくなりメーカーからの情報を当てにするようになってから
バイヤーの能力に疑問を持たれ始めたように思う。
現場からの突き上げが無くなってしまえばバイヤーの精神的なストレスは軽減される
だろうけど、本質的な解決策ではないと思う。