鈴木が途中から全く勝てなくなったのはいわゆる燃え尽き症候群だったのではと思う
鈴木はすごい選手であるのは間違いないが同じ階級にはたった二年上の井上がおり井上が健在の間は鈴木は金輪際出てこられないのではと言われていた
それでも直接対決では決して劣ってはいなかったが国際大会での実績が比較にならなかった
だから2003世界選手権の年の選抜では井上に勝ちながらも代表に選ばれずふてくされる日々を送る
しかし当時の代表監督が恩師の斎藤だったのは幸い
無差別級代表で出場させてもらえる事になった
ちなみに井上は100以下だけに留まらず事実上世界一を決める無差別級も出るつもりだったから
相当荒れていたらしい
そんな中で世界選手権に初出場した鈴木
しかしものすごいプレッシャーがあった
初日の重量級二階級でいきなり棟田、井上が優勝
アテネオリンピックを目指すには最低でも優勝する事が最低条件
そんな中で途中でケガしながらも見事優勝を果たし監督の期待に応えた
そしてアテネオリンピックの年の全日本選手権で見事優勝を果たしオリンピック代表を獲得しそのアテネオリンピックでは圧倒的な内容で金メダルを獲得
ただムカついたのは新聞の扱い
久しぶりに重量級で金メダルをもたらした鈴木よりレベルの低いと言われている水泳女子の800メートル自由形で金メダルを獲得した柴田の扱いのほうが大きかったって事
女子自由形800メートルはやってる選手も少なく何十年も記録が更新されていないマイナー種目に過ぎず少なくとも世界最強を決める柔道重量級で金メダルを獲得した鈴木の方がはるかに価値があるのは間違いないのだが
マスコミのアホがオリンピックのおける柔道の位置を全く理解していない正真正銘のアホ軍団だわな
それはともかく一躍英雄となった鈴木は翌年再び元の100以下に戻し世界選手権制覇を果たす
しかしこれでいい気になったのか趣味のサーフィンにうつつを抜かし柔道そのものがおろそかになったようで二年後の2007世界選手権100以下で
失態をやらかす、実は続く