>>333
進学実績もそうだし、文化・スポーツの双方でも実績は内進>高入なので、高入はほんとうにいらない存在扱い

https://blogos.com/article/570483/
東京都にはこれまで10校の都立中高一貫校があったのですが、そのうち5校は高校からの入学も可能でした。しかし2023年度までにすべての都立中高一貫校を完全中高一貫校化することを決めました。高校から入れなくなるということです。

判断の根拠になったのが、2018年に東京都が発表した「都立中高一貫教育校検証委員会報告書」です。

報告書には「併設型高校(高校からも入学枠がある中高一貫校)における各種大会・コンクール等での実績について、過去3年間の全国大会以上の出場・受賞実績を見ると、文化・スポーツの双方で実績が挙げられているが、 個人での出場・受賞実績は概ね内進生によるものとなっている。内進生については、高校受験のないゆとりを生かして、趣味や部活動など、自分の興味や関心があることに取り組めていることが結果に結び付いているものと考えられる」とあります。

茨城県や東京都の公立中高一貫校が、進学実績を向上させるだけでなく、多方面で個性的な学校文化を花咲かせるとしたら、この動きは他県でも続くかもしれない。

2000年代から公立中高一貫校が全国にできていますが、実はこれももともとはいわゆる「ゆとり教育」の一環として始まったものでした。「ゆとり教育」そのものは方向転換を余儀なくされたわけですが、そのなかでも生き残ったのが公立中高一貫校だったわけです。

いわば、「ゆとり教育」を受けるために各地で中学受験が盛んになっているという、一見するとおかしな状況になっているということです。