>>506
>すでに学区を外して10年になるが、現状では、二高は学区があったときと大して変わらず

二高の管理教育を受けると物事の本質が分からなくなる。30年もたってから学区を廃止したら世の中が変わっている。日比谷高校も仙台一高も回復しなかった理由はただ一つ、「本流」の「水路」が変わってしまったためだ。これが「本質」だ。

『地方公立名門校』2018年、おおたとしまさ 
長い年月をかけて形作られた「水路」に堰を設けてしまったため、「水」が「バイパス」を流れるようになり、さらにはそちらが本流となってしまったのだ。
「バイパス」を流れる「水」はその量と勢いを増し、新しい「水路」を深く大地に刻み込んだ。
1982年に東京都は学校群制度を廃止しているが、時すでに遅し。都立高校の人気が復活することはなかった。

東京都の学校群制度導入(1967年)から廃止(1982年)までは15年。

宮城県の学区制導入(1977年)から廃止(2011年)までは2倍超の34年。15年で復活できないのだから、34年ならなおさら当然だ。

昭和52年(1977年)学区制導入初年度の高校入試の受験生は16歳。16年後の32歳で結婚し34歳で長男が誕生したとする。その長男が16年後に学区解消初の高校入試に臨むとする。学区制導入から34年後だ。その受験生の周りには両親も含めて学区分割前の受験状況を知っている者はいない。トップ校への「水路」は考えるまでもなく決まっている。

>むしろ学区があったときより良くなっている面もある。

学区廃止で輪切りにより南学区の男子の上位層を手に入れ、その上共学化で女子の上位層も入手したんだから当たり前だろう。