UTMDメンバーによるレポート「公立高校入試制度の再設計に向けた提言: 単願制が引き起こす不公平とその解決策」を公開
https://www.mdc.e.u-tokyo.ac.jp/2021/10/08/highschool_exam/
【概要】
現在、多くの都道府県の公立高校入試制度では単願制または受験可能校数が厳しく限定された併願制が採用されており、生徒は限られた少数の高校しか受験することができない。
このため、「成績の良い生徒が入学できないにもかかわらず、成績の悪い生徒が合格・入学する」という不公平な状況が頻繁に発生している。
本稿では、この不公平を是正するために有用なマーケットデザインの学術知を、広く一般向けに、特に入試制度の設計に携わっている教育関係者の方々に向けて解説する。
そして、マーケットデザインの知見を活かした新しい公立高校入試への制度の再設計を提言する。