『東大合格者数』と『医学部合格者数』ランキングから考察される医学部受験需要の高まり
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000002.000068300&;g=prt

『地方受験生の東大離れ=医学部へのシフト』

最近の東大合格者数高校別ランキングに於ける顕著な特徴はベスト10 に入る学校の殆どが首都圏の中高一貫校であるということです。

(今年度は関西私立の西大和や関東の公立の日比谷・横浜翠嵐高校がベスト10入りしましたが昨年までのここ数年間は関西の灘高校を除く全てが首都圏の中高6か年一貫教育校でした)
これは先述した聖光学院・渋谷幕張に代表されるように首都圏の新興勢力の学校の台頭はもちろんですが、ラサール(鹿児島)久留米大付設(福岡)や愛光(愛媛)などに代表される地方の私立進学校や県立トップクラス高校に通う生徒の中に<東大離れ>現象が進んでいることも大きな要因と思われます。

東大を出て公務員(官僚)・一般企業へという道よりも将来の人生設計を考えた場合、医学部へ入学し医師となる選択をする生徒が多くなっている傾向にあるようです。

現在では殆どの国公立大医学部の偏差値が東大の理1・理2と同列となっています。この流れの結果・延長線として私立大医学部の受験戦線も年を追うごとに難化傾向が進み私大医学部の下位校でも合格偏差値が早慶の理系学部と同等もしくはそれ以上にまでなっています。